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自動車の保険料が「高すぎ」て、家計に負担がかかっていると考えていませんか。
複数の自動車を所有されているご家庭では、さらに負担になっているはずです。
そんな自動車の保険料を少しでも安くして、家計の負担を減らしたいと思いますよね。
筆者は、自動車ディーラーに長年勤めていた経験があります。
損害保険代理店の損害保険募集人として、実際に保険の募集をしていました。
また、事故の処理を専門にやっていた経験もがあります。
そんな筆者がこれから説明させていただきます。
自動車保険を見直す方法は2つあります。
① インターネットを使って自分で保険を見直す。
② 保険専門店(代理店)で専門の知識を持った担当者に見直してもらう。
この2種類は双方にメリット・デメリットがあります。
筆者には保険の知識がありますが、あえて上記2点をやってみました。
ここでは、その体験談をお伝えします。
その前に、なぜ自動車保険は高いのかを考えてみましょう。
なぜ自動車保険は高い?
●「補償」と「保障」の違い。
自動車保険で使われる「補償」という言葉の意味は、「発生した損害を補って償う」という意味があります。
自動車保険は契約の範囲内で損害の「実損額」を支払います。
一方、生命保険で使われる「保障」という言葉の意味は、万が一の事態(差し障りのあるもの)が起こったときに保護するという意味があります。
生命保険は契約時に決められた保険金額を支払います。
生命保険の「保障」よりも、自動車保険の「補償」のほうが、保険会社の負担額が大きいと一般的にいわれています。
自動車保険の保険料が高いのは、そもそもこの「補償」にあるということです。
自動車保険を安くする方法
自動車保険が高い理由が分かったところで、次は出来るだけ安くする方法を考えてみましょう。
保険料が高くなっている要因を見つけ、取り除く必要があります。
等級を上げる
等級とは保険料を割引・割増するもので、1~20等級の20段階で保険料率が変わります。
等級が低いと割引率も低いため保険料が高くなります。
保険料を安くするには事故を起こさず等級を上げていくことが大切です。
同居の子供が新しく車を購入する場合などでは、車両入替によって親の等級を子供に譲渡し、親は新規で自動車保険に加入することで保険料の総額を安くすることができます。
補償内容を見直す
補償内容を手厚くすると保険料は高くなります。
必要以上の補償内容になっていないか見直しが必要です。
対人賠償や対物賠償を減らすことは賠償額が億を超えることも考えられるのでお勧めできません。
その他の内容については、もう一度検討してみましょう。
運転者限定、年齢条件、運転免許証の色など、前に加入した条件のままにしていませんか?
条件が変わった時点で変更手続きをしましょう。
運転者限定や年齢条件など「もしかして乗るかもしれないから」という理由で必要以上の補償内容にしていませんか?
割り切ってしまうことも必要です。
どうしても必要になったときは、当日でも加入できる「1日自動車保険」を使いましょう。
「1日自動車保険」について書いた筆者の記事があります。
「賢く使おう!1日自動車保険」こちらも見ていただけると嬉しいです。
見直すヒントが見つかるかもしれません。
東京海上日動には「ちょいのり保険」という、1日自動車保険があります。
公式サイトのリンクを貼っておきます。
人身傷害補償保険・搭乗者傷害保険・その他特約について書いた筆者の記事があります。
自動車保険を分かりやすく解説 こちらも参考にしていただけると嬉しいです。
見直すヒントが見つかるかもしれません。
車両保険の条件を見直す
車両保険の有無で保険料は大きく変わります。
場合によっては保険料が半額まで下がる可能性もあります。
新車購入時に車両保険を付けられる方は多いと思います。
しかし自動車の価値は年々下がっていきます。
その時の状況に合わせて補償内容を見極めることが必要です。
車両保険は「一般」と「エコノミー」の2種類に分けられていることが多いです。
保険会社によってはもっと細かく分けられている場合もあります。
補償を限定することで保険料を安くできます。
車両保険には免責金額の設定があります。
免責金額を「5-10万円」や「10-10万円」などに設定すれば、保険料を安くすることができます。
割引制度を使う
保険会社によって様々な割引制度があります。
インターネットから申し込むことで割引になる「インターネット割引」。
紙の保険証券を発行せずWebページ上で見る形にする「証券不発行割引」。
最大で2万円を超える割引になる通販型保険会社もあります。
割引がたくさんある保険会社を選ぶのも保険料を安くする方法です。
保険会社を見直す
代理店型自動車保険から通販型自動車保険に変えることで保険料は大幅に安くなります。
通販型自動車保険は間に代理店がないため、代理店手数料などの費用がかからないので保険料を安くすることができます。
通販型自動車保険には営業マンがいないので人件費の削減ができます。そのぶん保険料が安いといわれています。
自動車保険の見直しの仕方
自動車保険を見直す方法は2つあります。
① インターネットを使って自分で保険を見直す。
② 保険専門店(代理店)で専門の知識を持った担当者に見直してもらう。
この2種類は双方にメリット・デメリットがあります。
双方のメリット・デメリット
自分で保険を見直す。保険専門店で見直す。双方のメリット・デメリットを見ていきましょう。
●「自分で保険を見直す」メリット・デメリット。
●「保険専門店で見直す」メリットデメリット。
自分で保険を見直す。保険専門店で見直す。メリット・デメリットを確認しました。
ご自身にはどちらのタイプが合いそうですか?
保険の知識があって、問題の解決を自分で行える方は自分で保険を見直すのがいいですね。
保険の知識がない場合、または自分一人で決めるのが不安な方は保険専門店で見直すのがいいですね。
筆者の体験談
筆者には自動車保険の知識がありますが、
「自分で保険を見直す」と
「保険専門店で見直す」をあえてやってみました。
その体験談をお伝えします。
自分で見直した体験談
今回筆者は、見積もり後の勧誘に不安がある「一括見積サイト」を利用して、複数の保険会社の見積もりをすることにしました。
安心して利用できる「一括見積サイト」はどこなんでしょうか?
有名な「一括見積サイト」5社を比較対象にすることしました。
筆者が上記5社を調べていくうちに分かったことです。
②のズバット自動車保険は、①の保険スクエアbangと運営会社が同じである。
⑤の楽天保険一括見積は、④の価格.comのシステムを利用している。
ということで、ズバット自動車保険と楽天保険一括見積は比較対象から外しました。
一括見積比較サイト大手3社を比較しました。
一括見積サイト名 | 利用者数 | 取り扱い保険会社数 |
---|---|---|
保険の窓口 インズウェブ | 1000万人 | 20社 |
保険スクエアbang | 400万人 | 16社 |
価格.com | 未公開 | 8社 |
保険の窓口 インズウェブは、
「利用者数1000万人」
「保険会社数20社」です。
他社を圧倒していますね。
これは利用者からの信頼度が高い、
保険会社からの信頼度も高いということです。
保険の窓口 インズウェブは、SBIホールディングスのグループ会社になります。
そして、SBIホールディングスのグループ会社には、自動車保険会社のSBI損保があります。
グループ会社に自動車保険会社がある。これも信頼度が高いひとつですね。
保険の窓口 インズウェブは、「ダントツ」に信頼度が高いことが分かりました。
これで安心できるサイトが見つかったので、さっそく「保険の窓口 インズウェブ」で一括見積を依頼することにしました。
「保険の窓口 インズウェブ」の一括見積サイトに必要事項を入力します。
最後のページの「見積もりをGET」ボタンを押した瞬間に、各保険会社から一斉にメールが届きました。
メールを開くとすぐに保険料が目に入ります。
詳細は専用ページへログインして確認する流れです。各保険会社とも同じでした。
届いたメールすべてをログインして確認するのも大変な作業になります。
気になる保険会社のみ専用ページにログインするのがいい思います。
筆者は、実際にインズウェブを利用した時の手順を記録しました。
そして、分かりやすく記事にまとめました。
筆者の記事「インズウェブ体験談」があります。
こちらも見ていただけると嬉しいです。インズウェブに対しての不安がより解消すると思います。
そして、気になる勧誘についてです。
筆者が一括見積を依頼しておよそ一週間経ちましたが、勧誘の電話は一切ありませんでした。
![](https://papa-gambaru.com/wp-content/uploads/2021/03/実際に届いたもの-1-1024x793.jpg)
勧誘のメールは、最初に届いたメールと同じものが各保険会社から、もう一度送られてきました。
その他は、5社の保険会社からハガキで見積もりが届きました。
各保険会社ともに、必要最低限の勧誘にとどめている感じを受けました。
メールや郵送などは、全て自動で行われている感じで勧誘という煩わしさは感じませんでした。
一括見積サイトで見積もりを依頼するときの注意事項です。
ご自身の自動車保険の満期日を確認してください。
満期日が60日以上前だと、見積もり依頼してもすぐに届きません。
満期日の60日未満になると、各保険会社からメールで見積もりが届きます。
すぐに見積もりが欲しい場合は、満期日の入力を60日未満にして依頼しましょう。
筆者は満期日が5か月前でした。
しかし、筆者はすぐに欲しかったので満期日を30日前にして見積を依頼しました。
※正しいやり方ではないので、ご自身の判断でよろしくお願いします。
「保険の窓口 インズウェブ」の一括見積であれば、筆者は安心しておすすめできます。
![インズウェブ自動車保険一括見積もり](https://www.afi-b.com/upload_image/111-1381689890-3.gif)
保険専門店で見直した体験談
保険専門店では、勧誘などの煩わしさはないので、選ぶのにそういった不安はありません。
保険専門店である保険ショップは、日本全国に30社以上あります。
筆者は、正直なところどこにすれば良いのか迷いました。
筆者自身が店舗に出向く必要があるので自宅の近くという条件にしました。
自宅近くで評価が高い保険ショップはどこかを調べました。
筆者が参考にしたサイトです。
公式サイト オリコン顧客満足度 (保険ショップランキング)を見て保険ショップを決めました。
オリコン顧客満足度のランキングでは、
1位「保険クリニック」
2位「ほけんの窓口」
3位「ほけんの110番」となっています。
筆者の自宅近くには、1位の「保険クリニック」と、2位の「ほけんの窓口」があります。
「ほけんの窓口」は店舗数が700店舗以上あり、他社と比べて圧倒的に多い。
「ほけんの窓口」はランキング2位、しかも筆者の自宅近くに店舗がある。
「保険クリニック」は店舗数が240店舗で、「保険の窓口」より少し規模は小さい。
「保険クリニック」はランキング1位、そして筆者の自宅近くに店舗がある。
規模の大きさで悩みましたが、たくさんの利用者が評価して「ランキング1位」になった「保険クリニック」はどんな保険ショップなんだろう。
筆者はどうしても気になったので「保険クリニック」で見直しを依頼することにしました。
保険ショップで見直しを依頼するには、公式サイトからの予約が必要です。
保険の「相談・診断・見直し」にかかる時間は、内容にもよりますが2時間ぐらいはかかります。
予想以上にかかる場合もあるので余裕をもって行かれたほうが良いと思います。
店内にはキッズスペースがあるのでお子様連れでも大丈夫です。
しかし、2時間以上になる場合もあります。そうなるとお子様が退屈してしまうかもしれません。
そんなときは、訪問無料相談も出来ます。
小さいお子様がいる場合は、訪問無料相談を利用するのも良いと思います。
訪問無料相談も、公式サイトからの予約が必要です。
公式サイトのリンク貼っておきます。
見直しを依頼する保険ショップが決まったので、公式サイトの予約ページでお客様情報を入力します。
予約ページの備考欄に「自動車保険の見直し」と記入するのが良いと思います。
保険ショップは自動車保険だけではなく、生命保険も扱っているので事前にお伝えするほうがスムーズかなと思います。
ちなみに筆者は、備考欄に「自動車保険の見直しを考えています。現在加入している保険は東京海上日動です。時間がかかってもいいのでしっかりと説明して欲しいです。」と入力しました。
入力が終わったら「予約ボタン」を押します。
すると、すぐに自動送信で確認のメールが届きます。
そして当日、予約の時間に保険ショップに伺うと、担当と思われるスタッフが店頭で立っていました。
スタッフの「挨拶」「笑顔」「対応」などの基本マナーがしっかりと教育されている感じました。
さっそく筆者の保険証券を提出して「診断・相談・見直し」をしてもらいました。
筆者の質問が多かったのか、予定の2時間はとっくに過ぎてしまい3時間の話になりました。
それでも、全てが終わらなかったので翌日に1時間ぐらいの説明を受けました。
保険の見直しは時間がかかるんですね。
筆者が勝手に思っていたんですけど、保険ショップには独自のシステムで一括見積が出来ると思っていました。
しかし、実際は一般の方が自宅でやるように、保険ショップでも公式サイトから見積もりを作成する方法でした。
それを保険会社ごとに作成すれば、相当な時間がかかるに決まってます。
筆者は、なぜそんなやり方なのかを担当スタッフに尋ねました。
それは、保険会社ごとに「補償内容」「特約」「限定条件」などが、まちまちなので一括見積では正確な見積もりができないらしいです。
一括見積サイトは、およその見積もりであって正確でないことが分かりました。
保険の「診断・相談・見直し」は、時間がかかるものと割り切ることが必要ですね。
そして、筆者の保険を見直した結果、ソニー損保が一番安いことが分かりました。
これは筆者が事前に行った一括見積サイトの結果でも同じでした。
ですが、自分の知識だけで行う一括見積サイトと、保険のプロにアドバイスをもらい見積もりを作るのでは質が違うなと感じました。
筆者は、自動車保険の元プロですが自分とは違う発想や提案の仕方など色々と勉強になることが多かったです。
保険クリニックを利用した筆者の感想です。
「スタッフの対応」
「スタッフの提案力」
「お店の雰囲気」
「取扱商品の数」
さすがランキング1位だと感じました。
その後、保険クリニックからの勧誘の電話・メール・郵便物は一切ありません。
保険ショップで自動車保険を見直したあとのアドバイスです。
①保険ショップで作成した見積もりをもとに、ご自身で公式サイトから契約する場合。
②そのまま保険ショップで契約する場合の違いについてです。
どちらを選んでも、保険料など一切なにも変わりません。契約者が損することは無いです。
保険ショップで契約すると、
保険ショップの担当スタッフの実績になる。
保険ショップが代理店となるので相談窓口が出来るということです。
筆者は、自分が損することは無いし、むしろ相談窓口が出来るので得になるということで、保険ショップで契約しました。
あとは、ここまで頑張ってくれた担当スタッフのことを考えると、ここで契約してあげたいという気持になりました。
ご自身で公式サイトから契約すると、相談窓口は契約の保険会社のみになります。
保険ショップで契約すると、相談窓口が保険会社と保険ショップになるので心強いです。
通販型自動車保険はどこがいい?
自動車保険は保険料の安さも大事ですが、万が一の時にどれだけ頼りにできるかも大切です。
保険会社を決めるポイントは、
「保険料」
「事故時の対応」
「相手との交渉力」です。
保険料は契約者の「年齢」や「家族状況」などの環境によって補償内容が変わるため、おすすめの保険会社も違ってきます。
筆者の場合は、希望する補償内容で各保険会社を比較するとソニー損保が一番安かったです。
筆者の場合はソニー損保でしたが、契約する方の「環境」によっては別の保険会社になることもよくあることです。
筆者がおすすめする保険会社は、
「保険料」「事故時の対応」「相手との交渉力」の評価が高い3社です。
保険会社名 | 特徴 |
---|---|
ソニー損保 | ネット割・無事故割など割引が大きい 事故直後の対応が早い 示談交渉は契約者の評価が高い |
おとなの自動車保険 (セゾン自動車保険) | 継続割引が大きい 40代~50代の保険料が大幅に安い 安心の事故対応力 |
イーデザイン損保 | ネット割・早割など割引が大きい 東京海上グループの事故対応力 サービスが充実している |
筆者が参考にしたサイトは、
公式サイト オリコン顧客満足度 の(おすすめの自動車保険ランキング)です。
オリコン顧客満足度のランキングは、通販型のみでなく代理店型もランキング対象に入ってます。
ですが、上位を占めるのはやはり通販型です。
通販型自動車保険を利用しているユーザーが圧倒的に多いということですね。
まとめ
「補償」と「保障」の違いで自動車保険が高い理由は分かりました。
自動車保険業界は全体で収支が悪いといわれております。
それだけ事故が多くて高額な賠償が発生しているということですね。
そのために保険料は年々高くなっていますし、等級制度も以前とは変わってしまいました。
事故で保険を使うと事故あり係数という制度でしばらくの間は保険料が大幅に上がります。
保険料を安くするには安全運転を心がけて事故を起こさないようにするのが大切です。
それと同時に少しでも保険料が安い保険会社を探してみるのも良いですね。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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